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2025/05
頭の悪い事ばかり言ってます。 今や本誌の感想はあったりなかったり。
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Writer:フシギ シズク
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昨日、一度間違って中途半端な状態の記事を晒し上げてしまいました。見かけてしまった方すいません。記憶から削除しておいてください(´∀`;)

そういえば、この間新幹線の中で記事を書いた後に一回睡魔に負けて落ちたんですが、ふと目を開けたらたらニューステロップに「ヤンサン休刊うんぬんクロサギうんぬん」の文字列が流れていって思わず目が覚めました。やぁ、まさかね、新幹線のニュースでまで見かけるとは思わなかったです。何か、今が一番話題になって輝いている様な気がするYS。

YSも休刊までカウントダウン入りましたが、読んでいてもどうも滅び行くものを見守っているような気持ちになってきてしまって漫画に集中できません。タイタニックの映画を二回目以降に見る時の様な、沈む結末が決まった船内で楽しげにする人々を見ている時の様な感じです。もしくはエンド・オブ・エヴァンゲリオンをなるべく客観的に鑑賞する時の気持ち。わかりずらいわ。

そんな感じで、とりあえず先週分の感想。今更感バリバリですが、本人的にはとりあえず語らないと満足できないらしいです。



やっぱり今回のラストは親爺が手を出した結果なんですね。

桃山ァ―――――!!さんっ!!信じてた…!!桃さんならなんかやってくれるって!!ありがとう桃さん!!(つД`)つかクロたんに優しく声をかける桃さんの上目使いにどきゅんどきゅんしちゃうんですけどおおおお!!!あぁもう大好きです桃山さん!!

クロたんの叫びどおり、御木本にはまんまと逃げられてしまいました。「若造」っていい響きですね。大いに結構だと思います。神志名はたぶんなんて言われても気にしないんだろうなぁ。
「詐欺を未然に防ごうとする事がなぜ『先走り』」なのかと静かに意見する桃さんがかっこいいよ…。普段は神志名に「なんでそんなに執着するんだ」と呆れたりしつつも捜査につきあってる桃山さんにとっては、神志名の存在っていうのは、桃山さんが諦めてしまったり手を出そうとも思わなかったりする領域に目を向けさせてくれる存在なんではないかと思います。そして「被害者が出る前に詐欺師を逮捕する」っていうのは、桃山さんが黒崎のお父さんに対してしてあげられなかった事でもあるんだよね…。そう考えると、この哀愁漂う横顔とその台詞は意味深だなぁなんて勝手に思ってます。

洗面台の鏡の前は神志名の定位置でしょうか。1巻以来ですが。でもあの時とは神志名の詐欺師にかける情熱は変わっていなくても、黒崎に対する見方は変わってるんじゃないのかな…。神志名は黒崎を逮捕したいよりも先に、黒崎に対して、詐欺師を正当的力を持って制裁できることを証明したいんじゃないだろうか。結果的に今回は黒崎の主張どおりになってしまって、神志名の思いより黒崎の主張が勝ってしまった形になったのは、犯罪を許さないプライドにかけても、改めて自分のできる範囲を思い知らされた意味でも、黒崎がクロサギでいることの理由を一層強くしてしまった事になった意味でも、何重の意味で悔しいんじゃないかな。神志名は自分の掴んだ情報が親爺の掴ませた物だって知ってるんだろうか…。

「おまえは愚かではない」「おまえと父親とは違う」と黒崎を諭す親爺の言葉は、黒崎を処分する結果を避けたくての言葉なのか、それとも自分の身の保身だけを考えてるメタボたぬきなのか、どっちでしょうか。希望的には前者であって欲しい。でも、今までぎりぎりのバランスで成り立ってた黒崎と親爺の関係が、今回でとうとう一度壊れてしまったんじゃないかっていう気がする。頭を撫でられたときに感じた感情と、褒められたときに感じた感情は、どっかへ行ってしまったんでしょうか。なんだかクロたんが完全に冷たい目でしか親爺を見ていない気がするというか、まぁもともとそうだったんだよね…。クロたんはもう想像の中で何度も親爺を殺しているんだろうなぁ。親爺を殺す事はひいては自分を殺す事であり、負け犬と認めることでもある。そんな柵は全部越えていっそそうできればラクになるのになんて、この間の「死体をどこに」発言といい、クロたんの思考が後ろ向きに具体的になっていて心配です。でも想像中で早瀬の足元に転がる黒崎も、楽になることを望むホンの少しの黒崎自信であって、選択されなかったルート上にある結末とはいえ、やっぱりクロたんである以上は愛おしいと思ってしまいます。ある種、それも一つの可能性なんだよね。可能性って考え始めたらキリがないけど。

そして氷柱ちゃん…。クロたんは誰かに胸中を吐き出したくて、わかって貰いたくて、でも簡単にわかってるなんて言って欲しくなくて、たまらなかったんだろうなぁ。周りに突っつかれて、焦って自分から突き放して、また自分から突っかかるなんて、迷走もよいところです。「お前の仲間」だなんて氷柱ちゃんはまだ検事でもなんでもないし、言いがかり以外の何物でもないけど、もうそこしか出口を作れなかったんだろうな。そして氷柱ちゃんの行動がもう理想的過ぎて混乱…。いっそもっと抱きしめてやってくれ。氷柱ちゃんは、何を考えてるんだろう。全部黒崎の気持ちを受け止めた上で抱きしめたんだろうか。将来、悪い男に引っかからないか心配になってきました。ラストフレンズな感じで。まぁクロたん自体がたいがいだからな。

クロたん、「泣いたら嗤われる」なんて、もう、かわいすぎる。泣けない、殺せないし死ねない、でもどうやっても出し抜けない、そして他人なんかにはわからない。クロたんがそうあろうとする以上は、八方塞で出口はなくて、感情のやり場も報われることもないんだろうなぁ。でも、桃山さんも、神志名も、氷柱ちゃんも、それぞれの立場から、クロたんのやってる事やクロたんという存在がどういう事なのか、見てるし知っているんだよね。そして少なからずそれは、クロたんが絶望してしまったものに影響を与えているんじゃないのかな。クロたんが嫌う「被害者のための行動」だって、何だかんだいって結局誰かを救う事になっているし。そういう風に、まだどこかにクロたんが気づいてない事や出口があればいいなと思います。

クロサギは、日本経済を巻き込みながら社会規模でクロたんを見守っていく、社会派詐欺漫画です。

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